屋上プールが素敵な フェアフィールド サウスクタinバリ島

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ハルキ文庫

かつて花街として栄えた四谷荒木町は、小さな稲荷神社を中心に美酒と美食が集まる大人の街。その石畳の坂道は、不思議な街へと続いている―。仕事でこの街を訪れた行原暁生は、謎めいた芸者に誘われて、時が止まったかのような花街・荒木町へと迷い込む。なぜ自分はこの街に呼ばれたのか。どうすればもとの世界に戻れるのか。不思議なバーのマスターや半玉の少女に導かれて、行原は自分自身の過去と向き合うことに。切なく優しいラストに涙が溢れる書き下ろし長篇。

ここは東京の下町、山谷と呼ばれるかつてのドヤ街。日雇い労働者が姿を消し、いま安宿を求めて訪れるのは、外国人旅行客と留学生たち。家族とはうまくいかいし恋も不調、自分を抑えて生きてきた、そんな千花が故郷を飛びだし辿り着いたのは、マイペースなオーナーと、しっかり者の翔太が経営するゲストハウス「わすれな荘」。個性豊かな住人たちとの賑やかな日常に、千花の心もほぐれていく。でもみんな、それぞれに事情を抱えているようで・・・・・・。とびきり温かで美味しい、ひと冬の物語。オリジナルレシピ付き。
かつてドヤ街と呼ばれた日雇い労働者の町は、いまや安宿とバックパッカーの町。そんな東京山谷で千花が暮らすようになって半年。しっかり者の翔太と自由すぎるオーナーがふたりで経営するゲストハウス「わすれな荘」に、新たな宿泊者(ゲスト)がやって来た。スペイン人のバネッサは、忘れられない恋を胸にここを訪れたというが―。初恋の記憶、故郷への思い…大切なものがあるからこそ、落ち込むこともあるけれど。優しいスープが心にしみる、とびきり愛しい連作集。オリジナルレシピ付き。


東京創元社文庫

調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。不運が重なり思いがけなく時間ができた彼女は、あてもないまま瀬戸内の小島にふらり旅行することに。そこで待っていたのは、気まぐれで営業する風変わりな食堂。食堂を通じて様々な経験をしていくうちに、実果はすこしずつ自分の夢と向き合っていく。豊かな自然、美味しい料理、島の人との交流(ときどき猫)――元気と癒しを与えてくれる、夏休みのような小説。

宝島文庫

花が大嫌いなのに植物園勤務になってしまった主人公が、植物園で巻き起こる不思議な事件を通して、風変わりな人々との交流を深めていく日常を描いたハートフルミステリー。

二見ホラー×ミステリ文庫

──植物は嘘をつかない 植物は優しい。どこまでも優しい。
 植物に囚われる、この病は人々の救いなのかもしれない。 樹木医である雨宮芙蓉は、心療内科医の朝比奈匡助の依頼で、奇妙な仕事をしていた。 それは寄生植物病(通称・ボタニカル病)、つまり植物に寄生されるという未知の病に罹った人々を診察すること。 さまざまな植物に寄生された患者たちを治療するために、患者たちの持つ苦悩に向き合い、耳を傾ける芙蓉。 しかし、この病には大きな謎が潜んでいた──。 2016年の隠れた名作を増補改訂、改題の上、文庫化。

メディアミックス

都落ちした青年と化け猫たちとの奇妙な共同生活

起業した会社が倒産したため、着の身着のまま、東京の片隅にある神社に管理人として身を寄せることになった青年・岩倉和己(いわくらかずみ)。ところが、この神社には3匹の猫が棲み着いていた。大きくてブサイクな虎猫と、灰色の毛玉のような仔猫2匹。実は彼らは“化け猫”で、虎猫は目つきの悪い色男【景虎】に、仔猫2匹もそれぞれ3歳くらいの幼児【グレイ・シー】【グレイ・ヒー】へと姿を変えることが出来──。メディアワークス文庫の大人気作を待望のコミカライズ!
人々の優しさが織り成す、小さな招き猫神社の物語。待望の第二巻!

神社管理人としての仕事も板についてきた(?)都落ち青年【岩倉和己】。相変わらずイケメン青年に変身する強面の妖猫【景虎】や、同じく妖猫で幼児の姿に変身する双子の【グレイ シー】【グレイ ヒー】たちに翻弄されつつ、女子中学生たちの悩み相談に乗ったりと慌ただしい日々を過ごしていた。
そんな折、和己は景虎から急に「祭りをやれ」と無茶ぶりされるのだが…──。



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